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『Best Always』(ベスト・オールウェイズ)は、2014年12月3日に発売された大滝詠一のオールタイム・ベスト・アルバム。 == 解説 == 大滝にとっては初となる純粋な意味でのソロ・ベストアルバムで、過去に大滝は『DEBUT』『B-EACH TIME L-ONG』『SNOW TIME』といったベストアルバム、『大滝詠一 SONG BOOK』といった自選集の発売はあったものの、それらは何れも再演再録、ライブ音源での収録、オーケストラ音源とのミックス音源、後半部分を未発表インストで固めるといった変則的な作品集であり、一般に認知される「既存の楽曲を発売当初のままの形で収録し、それをまとめて網羅したものをひとつのアルバムとして販売する」といった形態でのベストアルバムは生前頑なに拒み、そのような形態で販売される作品は今回が初めてである。 『最新作』だったアルバム『EACH TIME 30th Anniversary Edition』のデジタルリマスター作業を終えた後、大滝は2013年12月30日午後に急死。2010年1月3日放送の「山下達郎のサンデー・ソングブック」“新春放談”にて大滝は、「EACH TIME30周年盤でナイアガラ不滅プロジェクトを完結させ、過去作品全てをオリジナル形態でBOXセットを発売、シングルオンリーの作品についてはベストで補完する」といった構想を語っていたものの、それが実現されることのないままアルバム30周年事業のみが完了したのみだった。 制作にあたっては、女婿でナイアガラ・エンタープライズを継承した坂口修(音楽評論家)と、長男の大瀧詞巧ら大瀧家の親族が監修した。 本作は大滝のソロデビュー前にあたるはっぴいえんど時代から最後の歌声となった竹内まりやとのコラボレーション曲「恋のひとこと」までの楽曲で自身が関わった各アルバムから最低1曲を選出する形で、レコード会社の垣根を越えて楽曲を寄せ集めて2枚に集約して制作されたアルバムとなる。シングル楽曲は数あるバージョン違いの中から基本的に初CD化にあたるシングルバージョンを優先収録としており、中にはミックス違いで自身のCD収録に至らなかった作品の初CD化、コンピレーションアルバムのために他社に原盤貸与した形でのみCD化されていた作品の自身のアルバムでの初収録、CM用に制作されながらもお蔵入りしていた作品なども含めた決定版となる。収録順は基本的に時系列に沿ったもので、DISC1をはっぴいえんど~コロムビア期、DISC2をソニー移籍後から最後の作品に至るまでという構成となっている。中でも、ファンの間でも存在が噂されながらも大滝本人が実在を明かさなかった自身最大のヒット作ともいえる「夢で逢えたら」の大滝歌唱によるセルフカバーが収録されたことは大きく報じられている〔大瀧詠一、初のベストアルバム発売 「夢で逢えたら」の本人歌唱バージョンも収録 〕。 ブックレット内には山下達郎、伊藤銀次、佐野元春、杉真理、竹内まりやからの寄稿文を掲載。曲目解説はDISC 1を安田謙一、DISC 2を能地祐子がそれぞれ担当。アート・デザインは中山泰が手掛けた。初回生産限定盤は三方背BOX仕様となるほか、初出のカラオケを収録した『Best Always Track』を加えた3枚組。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Best Always」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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